mahora 5
太古の自然や秘跡、現代の日常や暮らし、宇宙の営為や人間の手仕事など、あらゆる生命の豊かさや美しさ、時代に寄らない本質的なあり方を、ホリスティックな観点で集め、祝福する本、『mahora』の第5号です。
第2号でも寄稿いただいた音楽家・青葉市子さんへのロングインタビューをはじめ、
一企業家であり気候変動に対するアクティビストでもあるeriさんへのインタビュー、
音楽が生まれる瞬間を綴った、音楽家・文筆家の寺尾紗穂さんの書き下ろしエッセイ、
日本人唯一のチベット医・小川康さんによる薬草「ムラサキ」についての談話、
大分在住の写真家・野口優子さんによるフォトストーリー、
そして連載陣による充実した記事を加えました。
カバーは黄土でつくられた天然顔料をシルク印刷し、
今号は「あわび結び」と呼ばれる結びを小豆色の紐で施しました。
表紙には今号も「ヲシテ文字」を記し、誌面では「神代文字」を掘り下げます。
どんな時代にあっても、ゆるぎない本質とは何か。
生命が織りなす豊かさや美しさとは、どのようなものか。
そんな途方もない問いと、今号も静かに向き合いました。
■目次
ほどけて、かえる
青葉市子=インタビュー
empathyを、誰かへ
eri=インタビュー
夢の綻び
野口優子=写真
伝えなければ
寺尾紗穂=文
“ロストプランツ”――ムラサキと薬草
小川康=談
ヲシテと神代文字
岡澤浩太郎=取材・文
[連載]Memoriae
第二回 パンデミックとTGDCと生きるということ
ジョアンナ・タガダ・ホフベック=文・アートワーク
金沢みなみ=翻訳・編集協力
[連載]食と芸術をめぐるノート
第五回「山になる」「私は我々に食べられる」
石倉敏明=文
[今号の結び]あわび結び(別名:葵結び・淡路結び)
関根みゆき=文
編集後記
寄稿者プロフィール
判型=四六判変形
頁数=128頁
定価=3,800円(消費税)
発行=八燿堂
編集/発行人=岡澤浩太郎
結び監修=関根みゆき
デザイン=須山悠里
(mahora HPより)
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mahora(まほら)とは、美しい場所、すぐれた場所を意味する古語。
毎朝の食事、家の小さな仕事、その日に着る服、庭や窓辺の草花、四季の風景、鳥の声―私たちが日々暮らし、生活する場所には、“美” が散りばめられています。
これらを美しいと思う気持ちは、遠い昔から繰り返され、やがてまだ見ぬ誰かも、繰り返していく。
人は美を感じる時、近くにいる、そして遠くにいる、誰かや何かと、そっとつながることが、できるのです。
mahoraは美術や服飾、工芸や手仕事、伝統文化や民俗学、自然の風土、太古の知恵や日々の暮らし、といった広い領域を、“美” というあり方を通して、横断し、つなぎ、見渡していきます。
大量生産/大量消費というサイクルから距離をおき、一冊ずつ手をかけてつくり、本の制作から流通、販売まで、目と手の届く範囲でまかなうというやり方で制作されています。紐の「結び」は発行人が一つ一つ手作業で製作しています。



















