mahora 3
太古から続く歴史や文化、秘跡や里山に残された光景、日々の暮らしやアートなど、さまざまな風景からホリスティックな世界を紹介する本、『mahora』の第3号です。
今号は、映画監督・河瀨直美さんへのロングインタビューをはじめ
小説家・朝吹真理子さんによる、コロナ禍の日常を綴ったエッセイ、
美術家・杉戸洋さんが、師・櫃田伸也さんを綴ったエッセイ、
空気の流れに着目した驚きの理論で土壌環境の改善を続ける矢野智徳さんのインタビューのほか
『Purple』『HÉLÈNE』などの元編集者で写真家のエレン・フライスさんの寄稿に加え、
工芸研究者、スピリチュアリスト、養蜂家、などの方々が参加してくださいました。
カバー印刷には天然黄土からつくられた顔料を使用し、独特の肌触りを加え、
誌面では印刷インキにおける環境対応についての取材記事も掲載しています。
■目次■(敬称略)
大地の再生について
矢野智徳=インタビュー/岡澤浩太郎=聞き手・構成
一〇〇〇年先の人たちへ
河瀨直美=インタビュー/岡澤浩太郎=聞き手・構成/山本康平=写真
雨だれ――櫃田伸也先生のこと
杉戸洋=文・写真
砂漠色のワンピース
朝吹真理子=文
糸車から糸車へ
土田眞紀=文
[創作] 私は星の子
kai=詩とドローイング
湘南養蜂日記
成田和正=文・写真
インキ――色と大豆と人間の話
岡澤浩太郎=文・取材
[連載] 食と芸術についてのノート
第三回 二十一世紀の食卓とバイオフォーディズム
石倉敏明=文
[連載] 続・暮らしの風景
第三回 散文「二人の風景 自由と不自由と日常について」
林央子=文・訳/エレン・フライス=文
[今号の結び] 横二重叶結び(別名:守り袋の結び)
関根みゆき=文
編集後記
判型=四六判変形
頁数=136頁
定価=3,800円(消費税/送料別)
発行=八燿堂
編集/発行人=岡澤浩太郎
結び監修=関根みゆき
デザイン=須山悠里
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mahora(まほら)とは、美しい場所、すぐれた場所を意味する古語。
毎朝の食事、家の小さな仕事、その日に着る服、庭や窓辺の草花、四季の風景、鳥の声―私たちが日々暮らし、生活する場所には、“美” が散りばめられています。
これらを美しいと思う気持ちは、遠い昔から繰り返され、やがてまだ見ぬ誰かも、繰り返していく。
人は美を感じる時、近くにいる、そして遠くにいる、誰かや何かと、そっとつながることが、できるのです。
mahoraは美術や服飾、工芸や手仕事、伝統文化や民俗学、自然の風土、太古の知恵や日々の暮らし、といった広い領域を、“美” というあり方を通して、横断し、つなぎ、見渡していきます。
大量生産/大量消費というサイクルから距離をおき、一冊ずつ手をかけてつくり、本の制作から流通、販売まで、目と手の届く範囲でまかなうというやり方で制作されています。紐の「結び」は発行人が一つ一つ手作業で製作しています。



















